「この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ」 |
2019年4月19日
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新井見枝香さんの
「この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ」は
現役書店員さんの日常が
ユーモアある早口な文体で綴られていて
「あるある」と共感できる章も「ないわー」ってことも度々ありました。
「パンツを脱ぐ女」の章では
「エレベーターの中でパンツをおろしたことはあるだろうか」
と、いう語りかけから始まります。
なんでパンツを脱ぐのかその理由がおっかしくって
挿絵にも大笑いしました。
「読まなくなった本は捨てるけれど」の章で
「紙に書いた文字は重たい」と始まり
今はいない人のメモを見つけたことからの
心温まるエピソードがかかれています。
『セブンルール』に出演した際の裏話や
新井賞をとったという桜木紫乃さんのことも
何度か書かれていました。
私も好きな作家さんです(*^▽^*)。
各章ごとに緩急があります。
そして、妄想力がもの凄くて
歯医者さんに恋をしたくだりは
私にとっての「あるある」でした。
その昔の思い出です。
歯医者さんへは、診療で汚れたら
嫌だからといつも母の服を借りて
テキトーな格好で通院していました。
が、ある日のこと、診察のあとイケメンな先生から
「いつもおしゃれですね^^」と声を掛けられたのです。
わっ!わわわー!
手足長くテニスを好み日焼けしていて
センスいいヨーロッパ車が駐車場に
停まっていましたっけ♫•*¨*•.¸¸♪✧
なので、次の診察の時は気合いれましたよ。
買ったばかりのダナキャランのブルゾン着てゆきました。
見る人が見たらわかるもんねー
ボタンにロゴが入っているから( •ॢ◡-ॢ)-♡。
なのに、なのに、めっさ張りきったのに
その日は、代診の歯科医さんでした。
チーン・・・・・・・。
投稿者 rin5chan : 2019年4月19日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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