「はつ恋」 |
2018年11月30日
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村山由佳さんの「はつ恋」は
猫のユズちゃんとの生活
幼馴染の彼や親御さんのことなど
日常が綴られた自叙伝のような小説でした。
認知症の母親とのくだりではせつなくなって涙が出ます。
四季折々の自然を愛でる描写が繊細で素敵でした。
それら一つひとつが、まるで古い書物に
はさんでおいた栞のように、
ハナの記憶の一ページを開く手がかりになる。
虫の鳴き声や風のにおい、光の色で
懐かしいある情景が鮮やかに
蘇ることってありますよね。
毎年、繰り返される四季は
その都度に喜びと感動にあふれ
偉大なことです。
人生最後の恋は穏やかでありながら
ときめきもあって、胸の高鳴りは
はつ恋をした年頃から随分と
たっても変わらずにあるらしいです。
投稿者 rin5chan : 2018年11月30日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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