「切なくそして幸せな、タピオカに夢」 |
2018年8月28日
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吉本ばななさんの
「切なくそして幸せな、タピオカに夢」は
SoupyTangさんの挿絵が
可愛らしい絵本のようなエッセイでした。
父上との思い出、そして自身が親になり
子を思う気持ちが綴られていて度々泣きました。
野菜やおでんのネタだったり
猫ちゃんのいる台所の挿絵が
エッセイの思い出話を
とても身近なものにしてくれます。
例えば市場で父上がほうれん草を
買ってくると「ほうれん草づくし
メニュー」になるという思い出の
挿絵は、ほうれん草料理達を
さらにほうれん草がループして
囲んでいるのです(*^▽^*)。
子供が5歳の頃の母子の写真を
見つけて泣いてしまうくだりがありました。
もうこんなときは二度と戻らないのだと思った。(略)
あの写真を見た一瞬、私はあの時間の中にいた。
私も幼かったころの我が子を思い出し
ふわっと涙が出ました。
写真って大切ですね。
幸せな瞬間の写真を見返した時
巻き戻せる感じが愛おしいですね。
投稿者 rin5chan : 2018年8月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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