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「偽姉妹」
2018年7月21日

図書館で順番待ちしていた
山崎ナオコーラさんの「偽姉妹」が読めました。



本当の姉妹との会話に嫌な感じがして
50ページくらい読んだところで
返してこようって思いました。
けど、1日たったらまた読んで
みようかなって思えて100ページ
くらいからでしょうか、なんだか
おもしろくなってスルスルっと読めました。


全編に顔の美醜がからんできて
容姿によってヒエラルキーや
マウンティングと、
そんなものかしら・・・
なんて感じることも多くありました。
私は、目鼻立ちというより
表情のいい人を美しいと感じます。


お話の中でエリック・サティの音楽を
背景みたいと主人公が言います。

サティは「家具の音楽」を提唱していて、
意識的に聞かれない音楽を目指したんだ


じゃまにならないしあきないとも。
同感です。
耳にさわらなくて穏やかで
音をはったり主張したりがなく
私もBGMでよく聴いています。


最終章、描かれている未来で
「小説を読もう」と電子書籍を
ダウンロードします。
私は電子書籍というものが読めません。
映像の文字は物語を読んでも
感情が入ってこないのです。
紙に印刷してある文字でなければ
感動はありません。


借りた本は、2週間は手元に
持っていてもよいのですが
私のあとにもこの本は
予約待ちのかたが多かったので
優先して読みました。
次の「紙に書いた本」が好きなかたに
読まれていることでしょう。
未来にも紙にインクで印刷された
書籍が読めますようにと祈ります。

投稿者 rin5chan : 2018年7月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

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