「君の膵臓をたべたい」 |
2018年6月22日
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前々から表紙を見かけると
石川橋の桜をイメージできて
気になっていたのですが
住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」が
図書館で順番なく借りられたので読みました。
熱量の違うまったく真逆の二人の
毒ある軽妙な会話はなかなかの技ありで
ちっともかみあっていないのだけど
リズムがとても心地よいのです。
そう言えば私にもこんな風に
会話できた人がいたなって
懐かしくその季節を思い出しました。
女の子の残した「共病文庫」を
読むというシーンになり
小説はあとわずかで読了という頃
その先を読みたいけどこらえることにしました。
「明日は結婚式」大切な日の
お手伝いをする私の顔が泣き過ぎて
むくんでいるのはいけないわ
っと思ったのです。
生きることは「人と心を通わせること」
誰かと関わることで初めて、
自分が生きていると実感できると
いうことが描かれていました。
大切な人に「好き」と伝えておかなきゃね。
あと、“闘病”ではなく“共病”って言葉に
生きている限りうまく病気とも
つきあっていけたらと感じました。
投稿者 rin5chan : 2018年6月22日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »