「おまじない」 |
2018年5月4日
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三月に図書館で予約した
西加奈子さんの「おまじない」が読めました。
様々な悩みを持つ女性(女の子も)が
主人公の八つの短編です。
自分にもこういうとこあるな
思春期の頃、こういう風に感じたことあったな
と、それぞれのお話の中で共感できました。
「孫係」というお話がとても好きです。
この世界で役割を与えられた係を演じることや
悪態のすすめがあって
それは、時に優しい思いやりなんだなぁと納得しました。
爺係のおじいちゃまと孫係のすみれちゃんの関係がとても良いのです。
「ドブロブニク」の中の言葉で
「おめでとう」という五文字の発するその美しさは、独立してそこにある。
祝福の言葉は何度あってもいいですよね^^
アイコンのような斬新な目次と
圧倒的な色彩のイラスト、
奥付のあとにある数枚の白のページには何をかいたらよいのだろうか。
やっぱ、西加奈子っておもろい
と、感じた一冊でした。
投稿者 rin5chan : 2018年5月4日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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