「物語のなかとそと」 |
2018年4月21日
|
江國香織さんの「物語のなかとそと」は
エッセイなんだか小説なんだか
作りごとなんだか実話なんだかな
曖昧で不思議な感じが楽しかったのです。
消しゴムの話がとにかく好きでした。
「私と消しゴムたちの、秘密です。」
作家と言うお仕事柄からか
消しゴムへの敬意、愛情を感じました。
江國ワールドは繊細でほっこりできます。
本を読むことは、現実を留守にすること
物語のなかにでかけて行くことと言い
本の続きをひらくとき、
「でかける」感じではなく「帰る」感じになる。
違う人生を経験できるから
私も本を読むのがとても好きです。
投稿者 rin5chan : 2018年4月21日 カテゴリー: 和ごころ文化 | コメントはまだありません »
« 「思い描いていた以上の結婚式」|メイン|紫陽花の頃 »