「春待ち雑貨店ぷらんたん」 |
2018年4月9日
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昨日の朝、カチカチって音がして
まさか?と窓の外を見ると霰でした。
雷もなって、冬に逆戻りしたみたいです。
桜満開の丘は一瞬にして白の布を
芝生にひきつめたようになりました。
さて、春っぽい表紙にひかれて
京都のハンドメイド雑貨店を舞台にした
「春待ち雑貨店ぷらんたん」を読みました。
著者の岡崎琢磨さんは、1986年生まれ男性です。
女性の孤独や痛み、苦しみなどを
繊細な表現されているのに感心しました。
主人公の巴瑠が相手の表情を読むとか
状況を自身の細やかな感性で推察してゆきます。
巴瑠が理香子に悩みをうちあけられた時
何とぜいたくな悩みだろうか。
と思ってしまう。
だけど、その思いはみずから否定したい。
理香子をせいたくだと見なすことは、
自分のほうが劣っていると認めることにほかならないからだ。
こういう考え方があるんだなって思った。
完璧な人間なんていやしないし
人を羨んじゃーいけないですね。
想いに寄り添って謎解きをしてゆく感じで
読後はあたたかい気持ちになれました。
投稿者 rin5chan : 2018年4月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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