「結婚の嘘」 |
2017年8月23日
|
「東京ラブストーリー」の原作者の
柴門ふみさんのエッセイ「結婚の嘘」を読みました。
最初は旦那さまの弘兼憲史さんの
悪口の羅列で
「そんな一方的に言わなくても」と感じたり
退屈になりかけたりだったのだけど
読み進むとなるほどと感じることも。
【縁とは「相性」のこと】という章では
自分の意思で一緒にいるのだということ、
そして縁があるのだと認めることが、
心に折りあいをつけ、
「これでよかったのだ」と思う
気持ちに通じているのではないでしょうか。
最終章では、結婚することで
好きな人と一緒にいられることが
叶ったのだから他の欲を手放し
見返りを期待しないことをすすめられます。
印象に残っているのは
人は性的に惹きつけられる人にしか「恋」はしない。
性欲がなくなると、興味の対象は男でなくても、
犬でもガーデニングでもいいやということになるのです。
似たようなことを友人が
その昔、言っていましたっけ。
「男も女も、性的魅力がないと求めて
またその人に会おうとは思わない」と。
彼女は若い頃から、各分野に
哲学を持っていてふむふむと
納得したものでした。
色っぽいと感じるのは「相性」もありますよね。
最高に言いえて妙だったのはこれ!
これから浮気しようとしている夫が
目の前にいるとして、
「今、行ったら最後ですから」と
伝えることは正しいことですが、
過去の浮気に関して蒸し返し、
四の五の言うことには何の意味もありません。
夫婦や恋人間に限らずこれ、大事ですね
仕事や友人関係でも。
肝に銘じます(*^▽^*)!
「柴門(さいもん)」というペンネームは
サイモン&ガーファンクルがお好きで
付けたそうで、おしゃれなことです。
投稿者 rin5chan : 2017年8月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
« 款冬華の頃の金沢和婚物語|メイン|雨も上がった尾山神社さん挙式 »