「一年でいちばん奇跡が起きる日」 |
2017年6月25日
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イマドキな人気作家達によるアンソロジー
「X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日」を
クリスマスのマ裏の季節に読みました。
「三浦しをん」さんの作品を読みたくて
検索して出会った一冊です。
あさのあつこさん「きみに伝えたくて」は
ホラーなんですがとても泣けました。
好きなお話でした。
伊坂幸太郎さん「一人では無理がある」は
会社組織を描いた伏線が少々退屈に
なっていたのだけど最終でタイトルの意も
しっくりきて腑に落ちました。
ウィットに富んだファンタジーです。
三浦しをんさんの「荒野の果てに」は
武士の卯之助と農民の弥五郎が
江戸時代からタイムスリップして
現代のクリスマスにきてしまうのです。
江戸の人も現代の人達も心優しくて
温かい気持ちになれるファンタジーです。
隠れキリシタンの弥五郎が聖イグナチオ教会を
見たとたんキリシタン取り締まり役の
卯之助がいるのに思わず駆け出し祈りを捧げます。
クリスマスを祝っていい人は
こういう人なんだわって思いました。
四谷見附の石垣を見て
「確かに江戸だった場所だ」と時空を
さまよっているのだということを認識します。
映像化したら楽しかろうと思える作品でした。
卯之助と弥五郎が江戸に戻っても
幸せに暮らせますように☆”
ハートウォーミング系でサクサクっと
読めますのでお忙しい時期なんだけども
コマギレにでも「本読みたい」って時にオススメですヽ(^◇^*)/。
投稿者 rin5chan : 2017年6月25日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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