「さよなら妖精」 |
2017年3月17日
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図書館で借りた米澤穂信さんの
「さよなら妖精」を読みました。
「真実の10メートル手前」に続いて
米澤穂信さんの作品は二冊目でした。
正確に言うと二冊目半です。
「いまさら翼といわれても」を以前
半分まで読んでリタイアしたのです。
「さよなら妖精」も高校生の放課後から
始まったので途中、読むのをやめようかとも
思ったのですが「真実の10メートル手前」の
太刀洗女子が出てくるからおもしろく
なるんじゃないかと読み進めました。
拙い感想ですが、読み終えて真っ先に
戦争がおこりませんようにと
強くつよく願いました。
ユーゴスラビア紛争は、NEWSで
内戦の映像を観たことはあるけれど
それは、自分の生活には無関係の遠い国の出来事で。
最後の「花冠の日」の章はティッシュの箱を
かかえてずっと大泣きしながら読みました。
若い方々に人気の作家さんがこういう題材を
小説にすることでその世代の人達に
「戦争は多くの悲しみを生む」が
伝わったらそれは素晴らしいことだと思いました。
平和を心から祈る気持ちになった作品でした。
投稿者 rin5chan : 2017年3月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »