「あの家に暮らす四人の女」 |
2016年5月15日
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三浦しをんさん「あの家に暮らす四人の女」は
『細雪』に出てくる四姉妹と同じ名前の
鶴代、佐知、雪乃、多恵美の四人それぞれが語り手になっていきます。
独特の軽快なリズムがあって何度吹き出したことか。
そして、途中ファンタジー系になってもゆきます。
度々、声をたてて笑ったのですが
うっとりするよな美しい表現も多くあります。
そのあたりの桜の密度といったら、
霞を通り越して、薄ピンクの積乱雲のようだった。
花のもとで宴会をしたり、そぞろ歩いたりする人々は、
さながら雲の下を行き交うツバメのごとしだ。
せわしなく囀り、ひらりひらりと人ごみを移動する。
お花見の風景が絵画のように描けるようです。
時に言葉選びの古臭さがよいのです。
「寒さを感じた」とは言わず「寒さを感受した」
遠くまで見渡せる感じを「夜空を見はるかそう」
弱弱しくはかなげな様子を「ロウソクのかそけき灯り」
クラシカルだけど、決して重っ苦しくない。
このお話の中で夢について語られるシーンが好きでした。
20代の多恵美が
「夢のない生活なんて障子紙を貼っていない障子」
「破れやすいから慎重に扱わなきゃいけませんし、
破れたらすぐ貼り替えるマメさと経済力も必要です。
でも夢という障子紙を維持してこそ、
生活は充実するんです!」
夢のない暮らしは退屈だということの例えです。
私達の仕事は、婚儀が整うと大きな達成感
そして、充実感が味わえます。
お客様の「夢を叶える」お手伝いをさせていただけることに感謝です。
なんと幸せなことでしょう。
さて、お話の四人の女は家庭菜園で採れた
野菜でもって食事を作るのです。
野菜好きとしては「そういう生活っていいなぁ」
と、読んでおりました。
最近のスーパーの野菜売り場です。
「熊本・大分を応援する」のメッセージが心強いことです^^。
今年、初めてのスイカ美味しかったです。
熊本の元気をいただいたキブンです。
今朝もいただきました熊本の太陽を浴びた
しっかりとしたトマト。
熊本・大分の農作物水産物を応援してゆきたいですね。
発生から一ヶ月、まだ地震が続いていますが
どうか早くおさまりますようにと祈っております。
投稿者 rin5chan : 2016年5月15日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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