「緑の毒」 |
2016年6月10日
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桐野夏生さんの「緑の毒」おもしろかったです!
一気読みしました。
「緑の毒」っていうのはシェイクスピアの
「オセロ」にある「嫉妬の比喩」なのだそうです。
小説は「嫉妬心と劣等感」の感情がえがかれています。
14章ごとに主人公が変わるのですが
その章の初めにフルネームとプロフィール紹介もあって
わかりやすかったです。
視点が変わってアタマ使わなきゃって思うのは
東野圭吾さんの作品です。
東野作品は、まあまあそこそこちょいちょい読んでいるのですが
その中でも一番アタマ使った(気がする)のは
「犯人のいない殺人の夜」です。
『私、ボク、オレ、わたし』で
察しなくてはいけません。
短編なので楽に読めます、オススメです。
淳ねぇlibraryにあります。
読みたいかた言ってね。
あ、感想も聞かせてください(*^▽^*)。
さて、桐野夏生さんは、金沢市生まれでいらっしゃいます。
3歳で転出されたそうですがプロフィールが必ず
「金沢生まれ」から始まっているので
金沢に特別な思いがあるようです。
桐野夏生さんの作品、他にも読んだことあるのですが
「衝撃」「毒」「刺激」「邪悪」「陰湿」と
いったものがえがかれています。
「奴隷小説」は、残虐過ぎて怖かったです
(妊婦さんは絶対に読んではだめです)。
桐野夏生さんの作品の中で「ジオラマ」と
「作家志望」が読みやすくおもしろかったです。
色んなことにふくらませられる読書は楽しい
やはり紙に印刷された書物が好きです。
投稿者 rin5chan : 2016年6月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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