貝桶 |
2016年1月27日
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お雛様を飾りました。
ちょっと早いかなとも思ったのですが
長く飾れたほうがお人形さんも喜んでくれる気がしまして(*^▽^*)。
一緒に飾ったハマグリは、表が漆
内側には金箔がほどこされている繊細な香合です。
香合は、お茶室で香を入れておく器なのですが
とてもきれいなので金澤syugenに飾っております。
古くはお嫁入り道具に「貝をおさめた貝桶」が
あったと聞いています。
貝桶はおめでたい柄としてお着物にもよく描かれていますよね。
江戸時代の貝合わせは、内側を蒔絵や金箔で装飾されたハマグリの貝殻を使用する。
ハマグリなどの二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができないので、
裏返した貝殻のペアを選ぶようにして遊んだ。
また、対になる貝を違えないところから夫婦和合の象徴として、
公家や大名家の嫁入り道具の美しい貝桶や貝が作られた。(略)
美しく装飾された合貝を納めた貝桶は八角形の形をしており二個一対であった。
大名家の姫の婚礼調度の中で最も重要な意味を持ち、
婚礼行列の際には先頭で運ばれた。
婚礼行列が婚家に到着すると、まず初めに貝桶を
新婦側から婚家側に引き渡す「貝桶渡し」の儀式が行われた。
貝桶渡しは家老などの重臣が担当し、大名家の婚礼に置いて重要な儀式であった。
とのことで、仲の良い夫妻の象徴のようです。
金澤syugenでも、「貝合わせの儀」のアレンジも
提案いたしております。
隆弘さん&恵子ちゃんの古式ゆかしいモダン和婚では
美しい絵柄の蛤で貝合わせをされ貝桶におさめていただきました。
今日は雨降りになるとのこと、雪とけて欲しいですね。
春の訪れが待ち遠しいことです。
投稿者 rin5chan : 2016年1月27日 カテゴリー: 和ごころ文化 | コメントはまだありません »
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