清らかな決意を持ってのぞむ |
2015年11月16日
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「金澤」11月号の「金沢のしきたり、たしなみ」の
「金沢独自の婚礼のカタチ」でも紹介されていますが
石川県では、花嫁様が新郎家の玄関で
「お水合わせ」をされる習慣があります。
婚家の玄関先でのお水合わせをお写真でご紹介します。
加賀の花嫁様、涼子さん
金沢の花嫁様、真子さん
能登の花嫁様、美希さん
お水合わせについては諸説ありまして
「婚家の水になじむように」や
「婚前の人生の全てを断ち切る」
これは女性が娘と言う時代を終え、
生まれ変わるという考えからだそうです。
また町ごとに習慣が異なり
お水を注ぐ人が媒酌人であったり
お父様、お母様だったり。
その杯も「叩きつけて割る」だったり
「花嫁様がてのひらから落とす」だったりと
婚礼のしきたりには地域色があります。
カワラケを割るのは「二度と戻らない」や
「花嫁が家から出ることがないよう」にと意味があると言います。
いずれにしても「新しい未来を築いていこう」という
清らかな決意を持ってのぞむ美しい習慣と言えるでしょう。
次の世代へと繋げてゆきたい「しきたり」ですね。
投稿者 rin5chan : 2015年11月16日 カテゴリー: 加賀百万石のしきたり ならわし | コメントはまだありません »
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