「道成寺」 |
2015年4月7日
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着物の帯模様のようなきれいな椿を
ご近所のお庭でみつけました。
清楚で愛らしく
雨露もみずみずしいことです。
私の謡の先生でもいらっしゃいます
宝生流能楽師の佐野玄宜さんが
宝生能楽堂にて「道成寺」を披かれました。
今日は、佐野玄宜さんから頂戴しました扇を紹介させていただきます。
金地に桜が描かれています。
佐野玄宜さんにうかがいますと
五雲という宝生流の決まり模様を桜で描いてもらいました。
とのことです。
この柄ですね「五雲」。
美しい花びらが繊細に描かれています。
道成寺は和歌山にあるお寺で
桜の名所としても有名なのだそうです。
能楽師として節目となる、能楽師人生で
一番大変な舞台と言ってもいいかもしれません。
他にも扇を作ったり、終演後出演者、
関係者、お弟子さんを集めてホテルで
パーティーをしたりするのもこの曲くらいです。
また、道成寺をやる前には道成寺に参拝、
終わってからは御礼参りに行くのが慣例になっています。
誠におめでとうございました。
私も拝見したかったのですが
春の婚礼繁忙期につき叶いませんでした。
記念の扇、大切にさせていただきますね。
本当にありがとうございました。
ますますのご活躍を祈っております。
金澤syugenでは、ウェディングフォトや結婚式で
加賀宝生の謡・仕舞・独調・舞囃子などの
古式ゆかしい演出も叶います。
ご相談くださいませ。
あと、今年は「和ごころ勉強会」で
「能観賞におでかけしたいね」と実行委員会で話しています。
何かハードルが高そうなお能ですが
せっかく「空から謡が降る町」に生まれたのだから
能楽を身近に感じていたいですね。
投稿者 rin5chan : 2015年4月7日 カテゴリー: 和ごころ文化 | コメントはまだありません »
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