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幽霊と能<実盛>
2014年9月27日

金沢能楽美術館に「幽霊と能<実盛>」を観に行きました。



立派な能装束や能面が展示されています。
加賀のお話なのですね。


解説からです。

実盛は老武者とあなどられることを恥とし、
白髪を黒く染めて参戦したが、手塚太郎光盛に討ち取られ、劇的な最期を遂げた。
樋口次郎兼光が、討ち取った首をこの池で洗ってみると、
黒髪はたちまち白髪に変った。
それはまがいもなく、その昔、義仲の命を助けた実盛の首であった。


この首洗池は、加賀市手塚町にあるそうです。


「ものの気」が「人のカタチ」になった原点ということで
幽霊の古い冊子などの展示もあるのですが
能からこれにどう繋がったのかは謎のままでした。



一階の展示です。

実際の能舞台と同じ大きさの空間を示し、
床には舞台上の演者や囃子方などの位置をパネルで表記しています。


柱に目付柱、ワキ柱と記されています
面をつけていても距離が測れるのだとか。



金澤能楽堂の模型です。
この能楽堂は、今の 石川県立能楽堂へ移築されています。




「鏡板」の位置。
プロジェクターで「加賀宝生」の映像が映し出されています。




能面の制作工程を、道具とともに展示しています。




お色をつける道具ですね。



相棒、着装体験。
お面選ばせてくださいます。
般若です。



「あ、前が見えない」と言う声が響いて聞えました。


ユネスコ無形文化遺産に登録されている「能楽」を
すこーし身近に感じられるようになったかな。
せっかく金沢に生まれ育ったのだから
いろいろ体験してゆきたいです。

投稿者 rin5chan : 2014年9月27日 カテゴリー: 和ごころ文化 | コメントはまだありません »

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