江戸の粋と京都のはんなりと金沢の凛 |
2014年11月12日
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昨日に引き続きです。
林真理子さん「白蓮れんれん」では、
主人公の美意識を反映するものとして
「着物姿」が描かれています。
着物の素材を含めての質感や着方で
相手の趣味や暮らしぶりをうかがい
一目おいたり、見下したりもありまして
洞察する感じもおもしろかったです。
燁子が九条武子に会った時のくだりです。
もうじき八月だといううだるような暑さの中でも、
竪絽の夏羽織をさらりと着こなし、
肩のあたりの線が流れるようなやさしさに満ちていた。
ソウルメイトに出会った瞬間のことです。
今週、読んだ村山由佳さん「花酔ひ」。
「日本の四季は世界中のどこより美しい。
世界に民族衣装は数多あれど、日本の着物ほど、
自然の風物の美しさを写実的にうつしとって表そうとしたものは他にない」
この小説の中では、着物を着ることが
もてなしの心であるも書かれています。
「装うってことはつまり、人さまへの心遣いをするってことなんだよ」
「粋と野暮の差はミリ単位」
「汗は気合いでひっこめる」
そして、
「江戸の粋と京都のはんなり」
という言葉が出てきます。
だったら「金沢はなんだろか」って考えていました。
「金沢のあいそらし」
好きな金沢弁です。
「金沢のわびさび」
加賀友禅の絵柄を思ってです。
自転車こぎながら思いつきました。
金沢人の風情にぴったりの言葉。
「江戸の粋と京都のはんなりと金沢の凛」
どうでしょう?
ただ今、悦に入ってます。
今日は「和ごころ勉強会」
金沢の凛とした女性集まります。
おって、blogにレポートのせますね( •ॢ◡-ॢ)-♡。
投稿者 rin5chan : 2014年11月12日 カテゴリー: めしませ着物, 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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