awase |
2013年10月15日
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10月に入って真夏日もあり
「地球温暖化の昨今、袷や単衣の定義かわっていいんじゃない?」
と、感じているのはワタクシだけではないと思うのです。
ですが、結婚式の日は暑くたって袷です。
目に涼しげでありますようにと「幽玄」というお題の帯選びました。
(えー、辞書によると幽玄とは「趣きが深く、高尚で優美なこと」なのだそうです)
和田屋さんの館に雰囲気がよく合っているのではないかしらんと自画自賛。
まずは、帯や小物達を畳の上に置いてあわせてみます。
帯上げと帯締めピっとあっているでしょ^^v
伊達襟は江戸紫選びました。
「10月から6月までは袷の着物」というル-ルですが
呉服屋さんが考えだしたという説あります。
もともと、着物が日常着だった時代には
冬に単衣を重ね着したり
夏でもおしゃれのために袷を着たりもありだったらしいです。
浮世絵が袷(夏の浴衣は別として)で描かれているのは
八掛やふきのコーディネイトで個性を演出したかったからとか。
裏地でおしゃれすることは、
時間やお金を着るものにかけられる「余裕」であり
「裕福」であることの象徴だったらしいです。
さて、ルールのお話。
結婚式やお祝いのお席ではやはりこれらの厳格な決まり事を守り
後世に繋いでゆきたいですね。
袋帯の二重太鼓には「お祝いを重ねる」という意味があるそうです(*^▽^*)。
「着物はルールがややっこしくって」という女性も多いでしょうね。
金澤syugenでは、結婚式以外にも和様美コーディネートもいたしております。
成人式やお呼ばれなどのお着物をご相談くださいますように。
あ、成人式で羽根のように帯を結ぶのは 「未来に飛翔たくように」と
お嬢様の幸せを祈る想いがこめられているそうです。
投稿者 rin5chan : 2013年10月15日 カテゴリー: 和ごころ文化, めしませ着物 | コメントはまだありません »
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