積ん読 |
2012年7月20日
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直木賞と芥川賞発表されましたね。
さて、我が家のおぼっちゃまは本好きで
彼の部屋は見事な「積ん読」状態。
「積読」は明治時代の造語で
「買って机の上などに積んでいるだけで
読んでいない本」のことを言いますが
彼にはとっては、あると安心な「控え」らしいのです。
まだ、赤ちゃんの頃から毎日絵本を読み聞かせしていました。
もともとが女優志望ですから(って、誰がやねん!?)
いちいち感情をこめて読むのはもちろんのこと
吊り橋のシーンは抱っこしている
坊主の身体を膝の上でグラグラさせたり
ブランコのシーンは本をユ~ラユラさせたりと
「臨場感」を大切にしてました。
「ミッキーのクリスマスキャロル」は何回も読んでいるのに
「チミーの足もやがてよくなるでしょう」とその度、泣いてしまいます。
坊主が小学校に入ると自分で多くの本を読んでいましたが
それでも、寝る前には読んで欲しい本を持ってきます。
この頃になると、「お母さん、泣かんといてや」と言って渡されましたっけ。
「スーホの白い馬」では大泣き。
あんな残酷な話を、いたいけな子供たちの授業に使っていいのでしょうか。
自分の世界も持つようになると自分が読んで面白いと感じた本を手渡し
読んだあとの感想を求められました。
「カモメに飛ぶことを教えた猫」が最初だったかな。
ここ数年、おもしろかった本を互いに貸し借りして
感想語り合う仲になりました。
東野圭吾作品は、たいがい読んでいます。
「結末は言わない」これ絶対(最近、ミステリー多いから)の約束事。
感動を共有できる相棒です。
最近、夏目漱石や太宰治の純文学本が和柄モダンのブックカバーで出ていますが
彼は、好きな小説を「このカバーのも欲しい」と買っていました。
すでに読んでいて持ってる本をさらに買うってのはよくわからない感覚です。
彼にとって「積ん読」は本への愛着なのでしょうねぇ。
投稿者 rin5chan : 2012年7月20日 カテゴリー: 気まま図書館 | 2件のコメント »
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私が必ず泣く絵本は「しあわせの王子」。銅像の王子とつばめのお話です。
多分、皆さん一度は読んだことあると思いますが、この絵本は何度見てもダメです。
こんな王子とつばめになりたいと思っています・・難しいけど。
〉浜坂さん
あらま、そんな「乙女な夢」待っているのですね^^
坊主に読んだことはないけど一番泣いたのは「泣いた赤鬼」。
子供の頃、赤鬼と青鬼の友情に号泣しましたっけ。
不器用だけど深い愛情を持っている優しい鬼のお話は
胸がつぶれそうなせつない思いがしたものでした。