「汝、星のごとく」 |
2022年11月3日
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凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」は
17歳に出逢って32歳まで色々な障害や理不尽なこと
挫折もあって互いを思い求めているのに少しずつすれ違う
二人の気持ちをそれぞれの視点から交互に描かれています。
ずっと不安定な母親に苦しめられ、
絡めとられてゆくような人生を送る二人です。
ヤングケアラー、ネグレクト、男女格差、貧困、
地方の閉塞感、LGBTへの偏見、宗教への貢納、
そんなどうにもこうにも息苦しい内容が続くのですが
海の描写が美しく瀬戸内の島の穏やかな風景にすくわれる思いでした。
続きは明日にしよう、寝なきゃ
っと、何度も思うもページを進めなければ
二人が苦難の生活から抜け出さないという
気持ちになって夜更かしをしてのイッキ読みでした。
切なくて残酷で嫌悪もある。
ですが、既存のジャンルにはカテゴライズできない
独自の世界観がありました。
冷ややかさを持った印象だったプロローグと同じくだりが
エピローグにあってまったく違う温度で読めます。
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投稿者 rin5chan : 2022年11月3日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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