「掬えば手には」 |
2022年9月26日
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瀬尾まいこさんの「掬えば手には」の主人公は
運動、勉強、美術、音楽などのできのすべてが
ごく普通なことにコンプレックスを持つ大学生男子。
私、個人としては何でも平均までこなせるってすごいことだと思います。
いつも周りをよく見て他人の気持ちに寄り添い
その時々にその人が欲しい言葉をそっと
差し出せる優しさがある主人公。
可愛がってくれた祖母が認知症になって
自分の存在を忘れたことを悲しく思っている人に
「きっと、おばあさん、思い残すこと一つもなく〇〇さんに愛情を注いだんだと思います。心
残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、〇〇さんのこと、きれいに忘れられたんじ
ゃないでしょうか。不確かな頭で記憶を探ってわざわざ思い出す必要がないほど。そんなに
も、誰かを愛しきれたってすごいと思います」
泣けました。
(ネタバレになってはいけないので〇〇さんとしました。)
この言葉は宝モノにして心においておきたいなって思いました。
時々はファンタジー感あって、そこに出てくる
女の子の様子が可愛くってウルウルしながら読みました。
人と人との距離感をはかることって難しいですが
絆が生まれていく感じに心があたたかくなりました。
瀬尾さん作品は読み終えたあとに穏やかな気持ちになれます(ू•ᴗ•ू❁)。
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投稿者 rin5chan : 2022年9月26日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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