「アルツ村」 |
2022年4月17日
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南杏子さんの「 アルツ村 」は胸にズシンと
くること多く、時々はしんどくなったけど
先が気になっての一気読みでした。
主人公が夫のDVから逃れ幼い娘を連れ
夜中に車を走らせていて事故を起こすという
プロローグにドキドキでした。
認知症の人達だけが住まいする村に迷い込みます。
認知症の描写がリアルでその家族の苦悩、
中でもヤングケアラーが追い込まれていく
様子は痛々しいことでした。
認知症の人が家族から疎ましがられ虐待を受けるや
認知症の人の不安なども描かれています。
だんだん記憶が薄れていくことは
恐怖であろうと察します。
私自身、ヤングケアラーだった時期が
ちょこっとあります(その頃はそんな、
おしゃれな言葉なかったけどね^^)。
あおり運転、外国人の不法就労、
外国資本の広大な日本の土地の買収、
高齢者の運転、老々介護、新薬の研究、
などなど今日的な問題も差し込まれています。
ラストには予想をはるかに越える大どんでんがあります。
お話の中で認知症の人達がアルバムを見て
美しい写真に刺激され
それぞれに幸せだった記憶が蘇って
それはそれは楽しく思い出を話すシーンがあります。
写真で残すは大事だなぁってあらためて思いました。
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投稿者 rin5chan : 2022年4月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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