「春のこわいもの」 |
2022年3月31日
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川上未映子さんの「春のこわいもの」は
言葉の紡ぎ方が個性的で文章の詩的な
美しさになんどもうっとりしました。
例えば病院での生活を「はじっこのない
方眼紙を見ているよう」と表現されていて
清潔でカクカクキメキメな時間と部屋が想像できます。
6篇の短編集の登場人物は誰れもが
孤独で鬱々としたものをかかえているのです。
SNS、訪問介護、認知症、過干渉、
マウンティングなどなど今日的なことが描かれています。
他人には容易に気づかれたくない
微妙な気持ちの揺らぎや
息が詰まりながら息するような
不安定な感じが独白的に
表現されていてホラーっぽくもあり
「春のこわいもの」タイトルなるほどでした。
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投稿者 rin5chan : 2022年3月31日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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