「ミカエルの鼓動」 |
2021年12月24日
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柚月裕子さんの「ミカエルの鼓動」は病院内の
権力闘争、隠蔽体質、そして医師のプライドが
絡み合う医療サスペンスです。
会話にリアル感がないなぁと読み始めるも
後半は手術の様子の描写が細やかで
すごい取材されたことがうかがえ集中して読み進めました。
貧困ゆえの医療格差に直面し早くして
両親を亡くしている主人公は人命救助を
第一に考える有能な医師です。
医療は信仰で「医師は神であり、患者は信者」と
言う病院長に主人公が「医師と患者は平等だ」
「医師は患者を救いたいと思い、患者は医師を
信頼する。両者の心が向き合ったさきに、
本当の救いがある」と語るシーンは感動しました。
ここ25年くらいで急激にインフォームドコンセントや
セカンドオピニオンという体制がすすんだと思うのです。
患者が病院側に気を遣うことを求められなくなり
高圧的な医師も格段に減ったと感じています。
未来はあたたみのある医療が平等に
受けられる世の中であって欲しいと願います。
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投稿者 rin5chan : 2021年12月24日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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