「星を掬う」 |
2021年11月15日
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町田その子さん「星を掬う」は母親を
憎むことでしか今の自分を肯定出来ない
娘の幼稚さと、自由奔放な行動の裏に
隠される母から娘への想いの対比が切ないことでした。
40ページくらいまで、DVの描写も残虐で
読むのやめようかと何度も本を閉じそうになりました。
とにかく主人公が救いようも無く不幸で
さらにスマホだって持っていながら
知ろうとしない無気力さとひねくれた
考え方をするところ好きになれなくてです。
DVをうけ続ける主人公が22年前に捨てられた
母親が住む共同生活の家に緊急避難するも
母親は若年性認知症を発症していました。
その家にはそれぞれ過去に深い傷を負い
後悔と苦しみを抱えながら生きている人達が集まっています。
親に捨てられた子供の気持ちや
我が子を捨てざるを得なかった親の気持ちは
いかばかりかと・・・・・・・・・。
どんな環境で育ち、生きてきて、理不尽な
出来事に泣いたり悲しんでも、それも
自分の人生と言われれば確かにそうでしょう。
が、毒親やガチャ親という言葉がよぎりました。
ラストシーン、娘が母へ贈った言葉に涙がこぼれました。
すべての人達が明るい未來に向かおうとする
終わりかたでホッとしました。
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投稿者 rin5chan : 2021年11月15日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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