「果ての海」 |
2021年11月24日
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花房観音さんの「果ての海」は
福井のにび色の空や、深く重たい雪、
激しい日本海の荒波、そんな情景が主人公の
生き様と絶妙にリンクしています。
愛人男性を殺害し名を変え顔を変えた
主人公は一人娘の身を案じつつも
逃亡しあわら温泉の旅館に住込みで働き
なるべく人と関わらぬように生きてゆこうとします。
なんでそこで流されるかなー
男性の誘惑におされがちな
惰性的な主人公に怒りつつも
逃亡を応援したい気持ちになったりでした。
最終章、どんでんに泣けました。
ノスタルジックでどこかもの悲しく
冬の東尋坊越前海岸の水仙など
急に寒くなった今の時期に読むと
いっそうの臨場感もあじわえるかもです。
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投稿者 rin5chan : 2021年11月24日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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