「ブルーダイヤモンド」 |
2021年11月11日
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瀬戸内寂聴さんの訃報をNEWSで知りました。
秋の始まりに読んだ短編集「ブルーダイヤモンド」は
昭和のノスタルジックなエロスがありました。
ですが、言葉選びが美しくて、ちっとも下品ではありません。
33年前は、女性作家が性を語ることは
今よりずっと難しい時代だったことでしょう。
以前読んだ「わが性と生」は51歳で
出家した瀬戸内寂聴さんが、出家前の
ご本人である瀬戸内晴美さんと往復書簡形式で
両瀬戸内女史の掛け合いが絶妙でした。
5歳児の頃からおませで怪しい本を
読みあさっていたというエピソードでは笑いました。
エッセイで正直に語られる奔放な性は
情熱的で生々しくも人間らしくて好感がもてました。
下世話な話も湿っぽくはならず可愛らしい
文体でほっこりなおもしろ話にできる
センスがあって、きっとチャーミングな
女性だったのだと思います。
ご冥福を心から祈ります。
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投稿者 rin5chan : 2021年11月11日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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