「星のように離れて雨のように」 |
2021年9月2日
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島本理生さんの「星のように離れて雨のように」は
傷を負っている人の繊細な心の動きを丹念に描いた小説でした。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と並行し話は進み
どこかミステリーを読んでいるような趣もあります。
コロナ禍を背景に人生の岐路に立つ
女子大学院生が主人公です。
父親の失踪や親族との辛い記憶が深い
心の傷になっていてその囚われがあっての
生きづらさをヒリヒリ感じるのです。
甘やかさと辛辣さが交互に襲ってきて
読んでいて苦しくなることもありましたが
言葉の柔らかさで読み進めます。
他人と関わることで自分が見えて
くるってことがあると感じました。
少しずつ明るく温かい方へ進んでいく終盤にほっとしました。
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投稿者 rin5chan : 2021年9月2日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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