「雨夜の星たち」 |
2021年7月12日
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寺地はるなさんの「雨夜の星たち」は
他者に興味がなく共感も感情移入もできない
26歳の女の子が主人公です。
いわゆる空気を読まず深読みや忖度などは
もちろんできないため現代の同調圧力の
社会では確実にはみ出している存在です。
主人公は優しい子だなぁとほっこり
心があたたまるシーンもあります。
この人とかかわったら困惑したり
驚かされたりはするのだろうけど
「人としてはいい人」って思うのではないかなぁと考えました。
主人公は母親に縛られる関係に苦しめられ
他者との深い関わりが苦手になったのかもです。
「この世に毒にならない親などひとりもいない」
作中のこの一文は刺さりましたね。
確かに薬になるようないいところだけを
子供に与えられる親ってのもいないでしょうが・・・・・。
子にとっては親の愛の押しつけも
傷つけられる行為なのですね。
人と人との心地よい心の距離感。
そういうのをセンス良く測れる人に
なりたいなぁと思うお話でした。
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投稿者 rin5chan : 2021年7月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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