「滅びの前のシャングリラ」 |
2020年10月28日
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凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」は
一ヶ月後に小惑星が衝突して地球が滅びることを
知った人々が怯え社会がとんでもなく混乱します。
何でもない日常が突然なくなるというのは
コロナ禍の今の時代に通じるような気もします。
実は、一章の30ページまで読み進んだところで
いじめ描写がしつこく感じ一度リタイアしました。
今、思えばとりまく人間関係や長く募らせた感情を
知る伏線として必要なことでした。
いじめられっ子が「死ぬってわかった後の方の
自分が好き」と話す時、
がむしゃらに生きてきたヤンキー母さんが
3時のおやつを作ると「『お母さん』みたいだね」と
愛息子に声をかけられ泣き笑いする時、
愛情を与えられず育ちその感情を自身も持てなかった男が
愛おしいという気持ち知る時、
そういう輝く瞬間がなんとも幸せに描かれていて
ほのぼの心があったかくなりました。
バトンリレー式にお話しが繋がり、中盤あたりから
笑うゆとりもできだんだんとおもしろくなって
最後の「初回特典スピンオフ小冊子」が一番良かったです。
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投稿者 rin5chan : 2020年10月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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