「雨の中の涙のように」 |
2020年9月18日
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遠田潤子さんの「雨の中の涙のように」は
一話ごとに独立している七つの短編に
堀尾葉介が脇役として登場します。
各章は背景や家庭や季節や時代も様々で
中心になる男性が葉介に関わることで
過去の呪縛を乗り越えていく様が描かれています。
そして、自身のあずかり知らぬところで
人を救っていた葉介が最後の八つ目の
お話しで主人公になります。
それまでのお話しで葉介の切りとられた人生が
うかがい知れるものの、その生い立ちは
なおも衝撃的でした。
「もう、僕も救われていいのだろうか」という
言葉に切なくなりました。
思い出も時と共に消える。雨の中の涙のように。
葉介の過去の思い出にある心の傷が消えて
穏やかで幸せな人生をおくれますようにと
祈りつつ読み終えました。
追記
作中に様々な映画や映画音楽が登場してきます。
「リバー・ランズ・スルー・イット」は
モンタナの渓流でフライ・フィッシングする
風景がなんとも叙情的で美しく私の中で
映像が好き部門のナンバーワンです。
家族愛と兄弟の絆に感動して泣いたなぁ♫•*
で、若きブラッドピットが
とにかくかっこ良かったなぁ♫•*
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投稿者 rin5chan : 2020年9月18日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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