「家族じまい」 |
2020年9月5日
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桜木紫乃さん「家族じまい」は気持ちが
重たくなるようなテーマを扱っているのですが
読後感は爽やかでした。
桜木さんがおっしゃるにこの物語での
『しまうは終わりの「終う」ではなく
ものごとを片付ける「仕舞う」』ということであると。
長く連れ添った認知症の妻との「最後の旅」と
船旅をする老夫婦が愛おしく
泣けて泣けてしかたなかったです。
船のラウンジで懐かしい映画音楽の演奏に
感動する認知症の老女の描写に切なくなりました。
「映画音楽には百人百様の記憶がついてくる」
聴いただけでなんだか泣きたくなる曲ってありますよね。
私は「ニューシネマパラダイス」の
「愛のテーマ」を聴くと映画の感動がよみがえって
鎖骨の下あたりがゾワっとします。
記憶の痛みが忘れられる認知症は神様からの
贈り物なのかもしれないと考えたりしました。
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投稿者 rin5chan : 2020年9月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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