「丸の内魔法少女ミラクリーナ」 | 2020年4月21日 |
村田沙耶香さんの新刊は表紙がポップで可愛いのです。
表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」は
バカ笑い度々☆”
可愛いいんですよ♥主人公が
コンパクトで変身して(外見変わらず)
物語を勝手に仕立てて嫌なことだって
元気に乗り切っていけるのがいい。
楽しくて好きなお話でした。
四本目の「変容」では、ファッションの
はやりが作り出されているように
人格のはやりも操作されているのかもと
想像して薄気味悪さを感じました。
いずれにしても人は外界からの影響を
受けアップデートされてゆくものですよね。
近未来ホラーと言う感じのお話でした。
おうちで過ごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
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お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「去年の雪」 | 2020年4月18日 |
江國香織さんの「去年の雪」は、語り手が
次と次と変わり紡がれてゆくショートショート集です。
脇役だった人が違う章で主人公になったり
次には誰かの共演者になったり
さらに、語り手は時代が違っていたりもします。
カラスやシャボン玉が時空を超えるや
魂が彷徨って犬の毛の中にいたりはなんだか楽しいのです。
「言葉ってどこに行くのだろう」。
この物語では言葉が時空を飛び越えます。
子育てしている語り手の章では我が子の言葉を
「一つ一つが、特別な、輝かしい言葉たち」と。
子育て経験者にはわかるわかるですよね。
「なんとファンタジックな!」「え!哲学的!」
と、おさな子の話す言葉は楽しく愛おしく
ずっとずっと記憶に残っています。
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「綴る女」 | 2020年4月13日 |
林真理子さんの「綴る女」は作家
宮尾登美子さんの半生が描かれています。
家業が高知の芸妓娼妓紹介という宮尾さんの
生い立ちをNHKのドキュメンタリーで
観たことがあり興味を持っていました。
映画「鬼龍院花子の生涯」は花街(かがい)の
華やかさや理不尽さなんかが
艶っぽくも衝撃的で迫力ありましたね。
夏目雅子さんがとにかく美しかったです。
(今も日本の女優さんの中で一番好き\(^_^)/)
「なめたらいかんぜよ」の言葉は小説にはないそうです。
この本の中で宮尾さんは家業を
嫌っているだけではなく誇りも
自慢もあったと書かれています。
その昔の「使う側」と「使われる側」の
格差は想像以上のものでしょうから
使う側の宮尾さんには強い選民意識が
あったことだろうと思うのです。
「数奇な人生は宝」と宮尾さんは
苦しめられたその環境こそが
その後、書くことの糧になったと。
他の女性の作家さんの作品でも
例えフィクションであっても作中に
傷や痛みを思いばかれることがあります。
そういう心のヒダみたいなものに
ふれることができる作品が好きです。
奇しくも今日4月13日は宮尾登美子さんの
お誕生日だそうです。
宮尾作品、読んでみます☆”
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「たおやかに輪をえがいて」 | 2020年4月10日 |
窪美澄さんの「たおやかに輪をえがいて」 は
人生の折り返しを過ぎた主婦が主人公です。
衝撃的な事実を目の前に突きつけられることが
起こり、家族と距離をおきたいと
ふわりと一人で飛び出してゆきます。
そして、旅先で出会った女性に
自分と家族との関係は「共依存」だったのでは
ないだろうかと気づかされます。
信頼ではなく互いに甘えであり依存であったと。
友人の助けもあって主人公はどんどんたくましく成長します。
結末がたおやかで素敵でした。
この先は、読者の好みで思うままに
描いていいよっていう柔軟な終わり方をします。
窪さんの作品は日常の生活の中での
心情描写が丁寧なので、すっと物語に
入り込めるので読み続けています。
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「1日10分のごほうび 」 | 2020年4月7日 |
「1日10分のごほうび」は8人の
作家さんが綴るほのぼのな短編集です。
田丸雅智さんの「海酒」が夢見心地になりました。
「梅」でなく「海」です。
酔うと懐かしい海が見えると言うのです。
「漣(さざなみ)がグラスの底に斑模様」
って、なんて素敵なお酒なのでしょう♫•*¨
私ならどこの海を選ぶのかしらと想像しました。
直島で一番高いところにむかって
レンタサイクルをこいでいた時
眼下に広がった瑠璃色の海。
鞆の浦の潮の香り(生臭くもあったけど、
嫌ではなかった)がする漁港で
「版画のような街」って感じたこと。
印象に残っている旅の思い出二つでした。
穏やかな凪の瀬戸内の海が描けるお酒がいいですね。
どのお話もあたたかくなれて好きでした。
速音読すると決めていたのだけど
度々、終盤にくるとささやきしゃべりからの
涙声になりました。
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「できることならスティードで」 | 2020年4月3日 |
「できることならスティードで」は
ジャニーズのNEWSの加藤シゲアキさんのエッセイです。
苦手だった祖父の死をきっかけに
自身と祖父、自身と父親、
父親と祖父との関係が違って見えてくる。
祖父の死後、父(祖父)のことを誇らしく
話す父親の姿に家族の本質を
知らなかったことに気づきます。
この章で認知症の祖父が自慢の孫(加藤くん)の
ことも忘れていたけど祖母を見つけると
「瞳を爛々とさせる」のです。
そして、「おばあちゃんの手は変わらず
あったかいのぉ」にはおおいに泣けました。
「小学校」の章で「学校に行く意義」に
ついてかかれています。
加藤くんが学校に行きたくないと言った日に
父親が一緒に過ごしてくれたことや
担任の教師が子ども達に辛い自身の体験を話し
大切なことを伝えるシーンに感動しました。
恵まれすぎにも見える彼が自身に「地元」が
ないことがコンプレックスであることや
令和を迎える時の少しのとまどいなどが
繊細にかかれていました。
好奇心も旺盛でその掘りかたも深いのだけど
せめすぎていないから読みやすいのです。
若いかたに読んでもらいたいです。
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「また明日」 | 2020年3月30日 |
群ようこさんの「また明日」は
ほのぼのとした昭和が描かれていて
ノスタルジーを掻き立てられました。
それほどの付き合いではなかった
五人の幼なじみが偶然に再会し
縁がどんどん繋がっていきます。
人生にはいくつもの岐路があって
選択しながら前に進み
時に後悔があり感動もあり試練もある。
そんな様々な経験をして大人になった
五人が出会いなおしたわけです。
小説の中で
「年を取ると嫌な人間が増える」って
あるのだけどそうかな?
若い頃、尖っていたあの子もまあるくなったし
警戒心が強かったあの子も自身の家族を
持ってからいい顔で笑うようになったしね。
このお話は、縁のある人とは
自然に出会うのだけど
縁のない人とは絶対に出会わない。
そういうのはあると思います、きっと。
あらためて、ご縁に感謝しました。
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「ポラリスが降り注ぐ夜」 | 2020年3月27日 |
「ポラリスが降り注ぐ夜」は
新宿二丁目を舞台にした多様な女性の恋愛を
巧みに絡ませたお話が繋がっていきます。
マイノリティに、こんなに多くの
カタカナ言葉のカテゴリーがあるのですね。
マイノリティが別のマイノリティを
差別するという現実があるのも知りました。
終盤の新宿の歴史も勉強になりました。
1989年生まれの台湾人日本語作家の
李琴峰さん、すんごいなでした。
あとがきも良く真剣に純愛をしている
女性達の幸せを祈り読み終えました。
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「桜とドクダミ」 | 2020年3月23日 |
「桜とドクダミ」は女性が心の奥深くに
小さくちいさく折りたみしまい込んで
いるような繊細な感情が描かれていました。
子どもの頃、暮らす環境に格差が
ありつつも仲良しだった二人が
20年ぶりに再会しますが
互いに違和感を募らせます。
大切にしている記憶も
一方は「そんなことあったっけ?」
だったり、記憶違いもあったりです。
心のうちに積もっていた思いを
二人が吐き出すシーンが好きでした。
言わないと伝わらないことってありますよね。
前向きなれる終わり方で読後感も良かったです。
成長とともにとりまく環境の変化で
馬があって仕方なかった長い付き合いの友と
しっくりこなくなる時ってのありました。
けど、また波動が合うときが来たら
出会ったらいいんだと思います。
縁がある人とは自然に繋がれると信じています。
平山瑞穂さんは初読みの作家さんで
当然、女性作家さんと思いきや
作家紹介でえー!男性?と驚きました。
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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートも
いたします。
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「愛の色いろ」 | 2020年3月19日 |
奥田亜希子さんの「愛の色いろ」は
性別を問わず複数の相手と同時に
恋愛ができるポリアモリーの4人の男女が
穏やかに暮らすシェアハウスからお話が始まります。
20代の千瀬がしっくりくる人と出逢えたからこそ
「もっとたくさんの人と付き合ってみたい」や
「帰る家があるから、旅に出られる。それと同じだ」と。
なんだか浮気性の男性の言い分のようなのですが
この物語に出てくる人は信頼関係を築き
複数の相手と誠実に付き合っているのです。
嫉妬心や独占欲がなければ叶う
新しい愛のカタチであると言います。
千瀬が石川の出身なのですが友人の
方言が気になってしかたありません。
「今日って」を「今日ちゃ」って言うのです。
「ちゃ」は富山の方では?
「げん」もわからなくはないけど
石川のどこだろう?
あと、こちらの特徴として親しい人と話すとき
「て・に・は・を」を省略しがちなのですが
てにはををしっかり音にしています。
そんなわけで、一人ミルクボーイ
(コーンフレークの漫才の人)のように
「その特徴は石川や、石川しかない」
読み進め
「ほんな、石川ちゃうなー」
と、行ったり来たりするという
違った楽しみ方もしました。
千瀬が
晴れの日が少ない街に生まれたからか、
私はすさんだ雰囲気の歌が好きだ。
これは大いにわかります。
日本海側育ちの特徴ではないかしら。
あと、私はちょっぴりのヤキモチは
時には恋愛のスパイスだと思っています。
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