金澤syugen
金澤syugen オフィシャルサイト
オフィシャルサイトはこちら 金澤syugen オフィシャルサイト
最近のエントリー
最近のコメント
アーカイブ
ブログ
 
「Yuming Tribute Stories」
2022年9月15日

「Yuming Tribute Stories」は
松任谷由実さんのデビュー50周年を記念して
6人の女性作家(すべて好きな作家さん)が
有名な6曲にそれぞれの想いを乗せた短編オリジナル小説集です。



原曲の歌詞内容とはまた違う世界でした。
ユーミンの歌詞に込められたインパクトが
かなり強烈で聴き手それぞれの胸の内で解釈も
まつわる思い出もすでに十分あって
なので、曲にお話を添わしてゆくのって
難しいのかもって感じました。
恐るべしユーミンワールドです。

 

柚月麻子さんの「冬の終わり」はお話自体が面白く
大人の女性の友情がなんだか不器用で可愛らしいのです。

 

最後の川上弘美さんの「春よ、来い」はファンタジーで
気持ちひとつで生活は変わるということでしょうか。

 

決してやり直せないから思い出は時に甘く時にほろ苦く
恥ずかしいぃーもいかんかったなぁも山ほどあります。

 

ユーミンの失恋の歌は今は泣いていても
「素敵になって見返してやる」
「この恋で私はきれいになれるんだわ」って
未来の「輝く私」を思い描いているとこが好きなのです。

 

時代も各曲が作られた頃を背景にしていてノスタルジーを感じました。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年9月15日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「あんなに あんなに」
2022年9月12日

外で待ち時間にスマホでヨシタケシンスケさんの
「あんなに あんなに」を電子書籍で読んでいたら
わかるわかるにクスッ(ू•ᴗ•ू❁)
愛おしさを思い出しジーン。。。
からのウルウル。。。。。。。
そして、鼻をすすりだすというなんとも怪しいヤツになりました。



「もうこんな」の繰り返しで
子供が誕生した頃からの日常と成長が
描かれていて我が子との思い出が重なり
人生の儚さ切なさも感じる大人の絵本でした。

 

言葉がなくっても絵だけで泣けるのです。



物語の中で時が過ぎていくとともに寂しくもなるのです。
以前、坊主が「オカンがぼけたらオレの
小さい頃の話とモコ(赤ちゃんの頃から大切に
育てた仔猫)のこと、かわるがわるするんやろなー」
って言ってましたっけ。
そう、甘くて濃厚な幸せの記憶です。

 

電子書籍って今、全体のどこらあたりにいるのか
わからず(紙の本はその厚みでそろそろ〆って
覚悟できる)物語がいきなり終わってしまった
もので寂しくってそこにも泣けました。

 

何度でも読み返したくなるこの絵本は
紙で読むのがオススメです。
懐かしく温かい気持ちになれます。
で、うっかり外で読んじゃ絶対だめです。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年9月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「よって件のごとし」
2022年9月8日

おどろおどろしいながらもどこかひょうひょうとした
宮部みゆきさんの三島屋百物語シリーズが好きで楽しみにしていました。



一話の「賽子と虻」は賽子(サイコロ)が可愛い
口調でしゃべったり燕の恩返しがあったりと
アニメっぽいファンタジー感あって
少年の義侠心も優しく尊いことでした。

 

二話の「土鍋女房」では本筋ではないのかもですが
人の胸の内を慮る小旦那(聞き手)が
自身をやきもちの囚われから解放するまでの
逡巡が微笑ましいことでした。
お話の中で優美であることの象徴として
「絹物の着物」に「手のかかった灯籠鬢の
島田髷を結い上げている」と描写があります。
女性が髪を結うようになったのは江戸時代から
だそうですから結髪師さんにお金を払って
髷を結っていた土鍋女房の裕福でおしゃれなことがうかがい知れます。

 

三話の「よって件のごとし」は残虐で怖くて
今の時代の戦争やコロナが度々よぎり
気味悪く何度も読むのやめようかと考えましたが
ラストは救いもあってホッとしました。
お話は「繋がる縁なら、どんな困難だって
乗り越えて繋がる」と穏やかに〆られていました。

 

追記
いっこ気にかかってしかたないこと。
二話の328から329にかけて

「話を終えた語り手との縁を残すようなお節介をしたら、
今度はお土産をもらえちゃったよ」
このように語り手とのを残すのは

ここだけ「糸」に「泉」なので誤字じゃないかしらん。
気になってしかたがありません。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年9月8日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「情事と事情」
2022年9月4日

「情事と事情」は六人の女性と二人の男性の
かわるがわるのそれぞれの視点で七つの短編小説が綴られています。



小手鞠るいさんは児童図書も数多く
手がけていらっしゃいます。
以前読んだ恋愛小説は愛猫が登場する
大人のおとぎ話のような印象でした。

 

が、今作は情事の裏には不倫や略奪、
パパ活にギャラ飲みとイマドキな事情があって
悪い男性しか出てこないのです。
嘘でもなく本当でもない事柄が
世の中を動かし人を動かしているとので
ゾワっとするサスペンスでした。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年9月4日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「先祖探偵」
2022年9月1日

新川帆立さんの「先祖探偵」の主人公は
先祖を辿る探偵業を生業にしており自身も母親探しをしています。



戸籍を調べ地道に聞き込みを進めルーツをたどる作業。
顔かたちなどの遺伝的要素はもちろんですが、
生活習慣や食生活が記憶になくても
受け継がれているものが多く神秘でもありました。

 

各お話にどんでんがあり三話は
オカルト風で「えー?そんな展開?」と驚きました。

 

今回書き下ろしと言う五話は泣けたなけた。
以前に辻堂ゆめさんの「トリカゴ」で
無国籍のことを知った時は衝撃でしたが
今作では、あまりにも切なくて涙とまらずになりました。

 

毎回、紅茶の香りを描くシーンがあり
私も紅茶と一緒に読み進めました。
この一年と半で新川帆立さんの新刊5冊読了、
読むは簡単ですが、すごい勢いで生み出し
続けている若い作家さんに感服です。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年9月1日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「やさしい訴え」
2022年8月29日

「やさしい訴え」には独特の空気感があって
静謐な雰囲気の物語の世界に入り込めました。



暗い過去を引きずる二人の女性と一人の男性の
親愛関係に奇妙な緊張感がありバランスが保たれています。
内容は浮気、嫉妬、失恋、離婚、不倫、三角関係と
いったことがあるですが小川洋子さんの繊細な文章で
綴られていると優しげで上品なのです。

 

池や湖の美しい情景の中で繰り広げられる日常は
ところどころ不穏で不気味でもあります。
終盤、男性の残酷さに胸が締め付けられます。
だけど、主人公と一緒に物語りを読み進め感情移入も
していたわけで実は主人公もかなり身勝手で残酷です。
三人のバランスが最後まで絶妙でしたが
やはり切ない物が残りました。
そして、老犬の老いてゆく様子に愛おしさを感じました。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年8月29日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「奇跡」と「綺麗な生活」    
2022年8月26日

今年は林真理子さんが何かと話題です。



「奇跡」は実在する元梨園の妻と
既婚の世界的写真家の道ならぬ恋のお話でした。
婚家(梨園)の舅姑への気遣いは感じられますが
起こる事柄やかかわる人達は実名であったり
なかったりでだいたい想像がつくように書かれています。
小出しにしていたら途中で出せなくなるかもと
忙しくても一気に書き下ろしにしたとのことで
とにかくセンセーショナルでした。

 

 

電子書籍で読んだ「綺麗な生活」は
美容整形外科に勤務する女性が主人公で
美や若さ、男性への執着心がこれでもか
これでもかってくらい書かれています。



林真理子さんのお話はお洒落でセレブな人達が
カッコ良く登場し到底、一生関わることが
なかろうという世界が描かれていてそういう
暮らしを垣間見られる楽しみってのがあります。
で、苦味が多分に含まれていています。
とにかくドロドロしているけど
読み出すとスイスイ読んでしまうのでした。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年8月26日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「実家が全焼したらインフルエンサーになりました」
2022年8月23日

実家が全焼したサノさんが30年間の人生で
起こったことをユーモアいっぱいにかいている
「実家が全焼したらインフルエンサーに
なりました」を電子書籍で読みました。



軽いと思いきや案外と深く、例えば
「努力したら報われる」のではなく
「正しい方向に努力したら報われる」と。
ああ、なるほどと思いました。
「人は人から背中を押されることで、
実力以上の力が発揮されることがある」
これは実体験としてあります(ू•ᴗ•ू❁)。
だから、あの時チカラが出たんだなぁなんて考えたりもしました。

 

少年期からすでに物凄い発想力と行動力があり
洞察力、気付きも鋭くユニークで驚かされます。
何度もクスリだけじゃなくついつい破裂音で笑い
震災ボランティアのお話では泣きながら読みました。

 

ひどい目にあったことを自虐的におもしろくかいたあと
毎回、必ずそこからどんな学びをえたかで〆られています。
なのでどんな切ない話も辛い話も後味が良いのでした。

 

PS
今日はTwitterハッシュタグの誕生の日なのだそうです。
なので、おっかなびっくりTwitter投稿してみました。
アカウントは@Kanazawasyugenです。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年8月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「終活中毒」
2022年8月20日

秋吉理香子さんの「終活中毒」はそのタイトルから
死を見据えての深刻なお話かしらと読み始めました。



「SDGsな終活 」は予想通りのどんでん
いや予想を上回っていてバイオレンス要素もサイエンス要素もありです。

 

「最後の終活」は人情味ある父と息子のお話しで
涙ぐみながら読み進めました。
一つ目のお話がザ・イヤミスだったので
ほっとするお話に体温が戻ってくる感じです。
かと思いきや、途中からなんだか違和感
気味の悪さが募りどんどん不安があおられるます。

 

「小説家の終活 」は妬み嫉み僻みと
人の心の暗い闇が連なっています。
サプライズの頃から善がみえてきて
前向きになれてほっとできるような・・・・・。

 

「お笑いの死神」は夫婦愛も描かれていて
泣きながら読みました。
途中、予想はできたもののファンタジーかしらんっとも思いました。
このハートフルなお話がラストで良かった。

 

ほろりとしたり、オカルトなの?ってドキドキしたり
どの章も読み始めたらとまらなくサクサクあっというまに読めるミステリーでした。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年8月20日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「傑作はまだ」
2022年8月17日

「傑作はまだ」は世間との関わりを持たない
引きこもりで社会不適合者の小説家が主人公です。



結婚せず認知もしなかった実子に
養育費を20年間送金しただけで
全く母子に関心を持たず暮らしてきた主人公。
ある日、25歳になった我が子が現われるのですが
母親の安否すら聞かないのですからそういう人が
いるのかしらんって疑問に思いました。

 

素直で社交的な息子と暮らすことで
主人公が少しずつ人並みの感情を持てるようにもなり
モノクロだった日々の暮らしに
ぽっぽっと色彩が加わってくる感じです。
おっかなびっくりに周囲の人とかかわりを
持っていく様子が不器用で可愛くもあり笑えるのです。

 

二人のやりとりは軽快で楽しく
周囲の人々優しさに感動します。
瀬尾まいこさんの小説はいつも穏やかでほっとします。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugen
はオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
金沢らしさを織り込んだ祝言や古き婚礼文化の再現も叶います。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2022年8月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ