智史さん&枝里さん「桃始笑祝言〜笑顔咲く宴〜」 加賀の料亭
桃のつぼみが開き、野山の花が咲き始める頃
春を待ち望む想いをこめての「桃始笑祝言」です。
加賀が茶の湯の文化のさかんな土地であることから
お抹茶椀に装花をいけこみました。
柔らかい風合いの表情の違うお抹茶碗が会場を彩り
「桃の枝」がその間を繋ぎました。
畳廊下には、枝里ちゃんのお母様がお嫁入りの時に
親御様が持たせてくださったという鴛鴦柄の
「花嫁のれん」がゆらゆらと静かになびいていました。
宴は、新郎様から花嫁様に
「八重の桃」デザインのかんざしを贈られる
「桃始笑の儀」からはじまりました。
智史さんのお母様には「青色」で
金澤つまみ紗衣句の「肥後椿」を、
枝里ちゃんのお母様には「朱鷺色」で
金澤modern水引の「薔薇」と、
お母様がたのお好きなお色とモチーフで
オリジナルデザインしたかんざしを贈られました。
花嫁様の金澤つまみ紗衣句のかんざしは、
ダリアとピンポン菊のモチーフでお作りしました。
お色直しの後「花手まりの儀」と題しましての鏡開きです。
加賀のお嫁り道具に「加賀刺繍手まり」があることから
新ご夫婦のようによりそう赤い手まりと青い手まりを
加賀水引のグラデーションでデザインした
金澤modern水引のオリジナルこも樽にて鏡開きです。
クラリネットご縁で出逢ったお二人ですから
演奏をご披露されました。
智史さんのソロ「糸」に続いて
「ホールインワールド」をデュエットされました。
息もぴったりの演奏にお客様がたも
聴き入っていらっしゃいました。
結びでは、お二人が感謝の思いを込めて
加賀八幡起き上がりこぼしに婚礼衣装柄を描いた
「金澤祝言こぼし」を親御様に贈られました。
「肥後」と「加賀」「花が咲き始める季節」
「優しい音色」に綴られた「笑顔が花咲く」祝宴となりました。